信心

都て一代八万の聖教・三世十方の諸仏菩薩も我が心の外に有りとは・ゆめゆめ思ふべからず、然れば仏教を習ふといえども心性を観ぜれば全く生死を離るる事なきなり、若し心外に道を求めて万行万善を修せんは譬えば貧窮の人日夜に隣の財を計へたれども半銭の得…

或は少し信ずる様なれども又悪縁に値うて信心うすくなり或は打ち捨て或は信ずる日はあれども捨つる月もあり是は水の漏がごとし (秋元御書 1071?) (通解) 妙法を信仰していても、悪い縁にあうと信心が弱くなったり、または信心を捨ててしまったり、あるい…

かつへて食をねがひ・渇して水をしたうがごとく・恋いて人を見たきがごとく・病にくすりをたのむがごとく、みめかたちよき人・べにしろいものをつくるがごとく・法華経には信心をいたせた給へ、さなくしては後悔あるべし(上野殿御返事 1558?) (通解) 飢…

その自立を阻むのが、甘えの心である。 甘えは、時に自分自身を不幸にする要因となる。自分の思いや要求が満たされないと、他人や環境、運命を恨み、憎むようになるからだ。不平や文句、恨みや憎悪に明け暮れる人生は悲惨である。 幸福とは自分の胸中に歓喜…