すでに仏になるべしと見へ候へば・天魔・外道が病をつけてをどさんと心み候か、命はかぎりある事なり・すこしも・をどろく事なかれ、又鬼神めらめ此の人をなやますは剣をさかさまに・のむか又大火をいだくか、三世十方の仏の大怨敵となるか、あなかしこ・あなかしこ、此の人のやまいを忽になをして・かへりてまほりとなりて鬼道の大苦をぬくべきか(法華証明抄 1587?)


(通解)かならず仏になるだろうと思えたので、天魔・外道が病気にさせておどそうとためしているのでしょうか。命は限りあるものですから、病気になっても少しも驚いてはなりません。また、鬼神どもよ、この人(時光)を悩ますことは、剣をさかさまにのむか、また大火をいだくか、三世十方のあらゆる仏の大怨敵となるのか。おそれおおく、つつしむべきことです。この人の病気をすぐに治して、逆に、この人を守護して、餓鬼道の苦しみをいやすべきです。


はじめてこの御文を拝読したのは入会まもない頃。
日蓮大聖人の人間らしさと力強さに感動をしたのを覚えている。


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