エマーソン協会会長 詩人 サーラ・ワイダー教授

tvk平和社会へのキーワードより)

エマーソンは子どもの心は魂の純粋さの表れだと考えていました。
想像力を純真に、また人のためになるよう行動にでるのです。
そうした発想を尊んでいくというのがエマーソンの考えだと思います。

Q文明間の対話についてどのように考えますか。


争いごとが絶えない今ほど、文明間の対話が大切な時はないと思います。
お話したように、子どもたちにはそれを実践する力があります。
大人になってからでは見えない文明間のつながりを見出せる素晴らしい能力があるからです。
大人も対話の場をもちお互いの話に耳を傾けことで豊かな文化の違いの中から根本的なつながりを
見いだし文明間の違いそのものを称え合う心を養わなければなりません。


Q平和への実現に向けて教育現場に求めるものは?


世界を知るには色々な方法がありそれぞれの文化や違いを敬い尊ぶことができるはずです。
平和は遠くにあるのではなく実現可能のものであり、人々が興隆できるものだと伝えるのです。
ちがう社会や文化に生きる人々の距離感を縮める事が教育者の役割だと思っています。


Q女性学の教授として巣立って行く女性たちに望むことは?

女性は大切な人間関係を様々育み、周囲の人々の面倒をみるため世間とのつながりを強く感じる
必要性があります。
過去の事例や他の国の文化をみても女性はもっと大切な役割を社会で果たせるはずです。
アメリカンインディアンの世界では女性が今も昔もリーダーシップをとっている例があります。
世代を超えて力を合わせれば私たちは強くなり前進していけると確信しています。