ある婦人は晩年病んで、家族の名前さえ思い出せなくなった。しかし、医師が「人生で一番幸せだったのはいつ?」と聞くと、はっきり答えた。
「娘が生まれた時です・・・・・・うれしかった!」
それを聞いた娘さんの眼から涙がどっと、ほとばしった。
「ありがとう、お母さん。その一言で十分です」
そして自分の子どもをいつも叱ってばかりいたことを反省した。
「そうだ、この子が生まれた時、生まれてくれたことだけで私は幸せだった!」
ありがとう。本当はあなたが生きていてくれるだけで、お母さんは幸せ。
あなたはそこにいるだけで、お母さんを幸せにしてくれている。ありがとう。

(人生は素晴らしい 2004・5・20付)


母は、
たとえ、どんな母でも、
一番大切な事を教えてくれる。


子どもを作ってはいけないと医師に言われてやっとの思いで
解禁され、生まれてきた長女。


本当に幸せだった。最高に幸せだった。
何もかも輝いてた。
自分が生きてることに感謝した。
生んでくれた母に感謝した。


なのに、現実や日常に振り回され、すぐにわすれてしまう。


これからもずっと、この感謝という原点に毎日帰ろう。


今日は冬至
かぼちゃの煮付けとゆず湯を作る。
家族の健康を願って。
遠くの母が、私の幸せを願っているのを背中に感じてほっと温かくなった。