(26日付・3面)
新・人間革命・虹の舞46

全力でぶつかってくる弟子の思いが、師匠に
通じぬわけがない。
本来、師と弟子の間を阻むものなどなにもない。
あるとすれば、それは弟子の心にこそあるのだ。


師弟に関する指導のなかで、これほど
はっとしたことはなかった。よく、
「弟子で決まる」という。


私の心は先生に対して、ゆがんではいないだろうか。


私はこの間、協議会において一つの事実を
目の当たりにした。
先生の指導の受け止め方が、人によって、
境涯によって、あまりにも違うということだった。
あまりにも衝撃的だった。
人それぞれ、違う先生がいた。


それぞれの歴史のなかで
宗教の派閥もこういう所からだったのだ・・・


我が創価学会もリーダーがもしはきちがえていたら、
大変なことになる。

  
 
私はまっすぐ捉えているだろうか?
    
本当の先生の心は私達には計り知れないとは思う。
しかし、強く求めていくこと、甘えないこと。
そしてなによりも、自分を磨き、鍛えていくことが
絶対条件だと、改めて決意した。