楽観思考とは、事実を正確に捉えた上での建設的な考え方のことです。

現実を把握しない、無責任な考え方とは違います。中身がからっぽのおめでたいセリフを自分に語ることは、真の楽観思考ではありません。

楽観思考は物事がうまくいかなくなったとき、ほかの人のせいにする習慣でもありません。
人のせいにしても、自尊心をたかめることにはなりません。

また汚染された川や、核開発している国、テロや宗教紛争が各地にあることを知りながら、
「世の中は少しずつでも改善していくさ」などと無責任な見解を示すことでもありません。

楽観思考は寂しさや怒りの感情を無視することでもありません。
寂しさ、怒りなどの、一見マイナスに思える感情を肯定し時には、存分にこれらの感情に浸ることも、実は豊かの人生に欠かせない経験であり、多くの場合、物事を深く理解したり、状況に変化をもたらすのに役立つものです。

あなたが子供に楽観思考を教えるとき、あなたは、
「自分自身にまっすぐに向き合う」ことを示すのです。それは、物事を多方面から見つめ、
「自分が何をどうしたいのか」をはっきりと整理し、「ほしいものは、自分で手に入れ、
飛び越えたい壁には自分から立ち向かっていく」積極的な生き方を教えることです。


つまり、「自分の人生は自分でつくる」ことを教えるのです。

(教育欄  子供の楽観思考を伸ばすコツより)


祈りの中で、自分をみつめよう。