公明新聞(日曜版)私はこう思う より

「女性の社会進出」が叫ばれて久しいですが、私はそれが喜ばしいと思う反面、別の危険を
はらんでいるようで不安になります。
私が仕事をしていたころ、子どもを持つ同僚が
保育所はいいよ・・・いい物食べさせてくれるし、オムツはずしだってやってもらえるし」
「暮れの大掃除の時も、まだ仕事に行ってる事にして預けちゃった」
と。正月休みには、
「早く仕事始まらないかな・・・・・・子どもといると疲れちゃう」
との言葉も聞きました。
日々忙しい彼女たちの本音とは思いますが・・・・・・
保育所をしている知人は、とにかく現場で起こる問題と、次々とうつ病のようになる職員のケアで
へとへとだと言っていました。
税金を払っているのだから何でもやってもらって当然だと遊んでいてのちょっとしたすり傷でも
大騒ぎする親たち(これは学校関係にも言えると思います)や、次年度の保育料を決定するために
必要な所得の書類を出さないまま押し通す家庭も多く、知人は
「いい車に乗り、外食やおしゃれをしても、
そういうところ(保育所)にはお金をなるべく出さずにいこうとするのがわからない。
そんな親の背中を見て子どもはどう育つのか。
どうしてこんな風潮になってしまったのだろう」
と嘆いていました。
その話を聞き私は、なるたけ自分たちの力でやっていこうという最低限のプライド、母としての
思いはどこに?との感じを受けました。
少子化対策といっても、現場の本当の声を拾っていかなければ、焼け石に水になってしまうのでは
ないかと心配です。
もちろん、一生懸命働きながらしっかりした子育てしている方は大勢います。
それぞれ個人や家庭の事情で働いているわけで、一口に「女性の社会進出」というのは十把一絡げ的で、あまりにもいい言葉とは思えません。
「女性の社会進出」を単に煽るだけであれば、単に無責任ではないかと思います。


全く同感。
保育所待機児童は改善されているとはいえ、まだ地域差がある。


実は、この投稿記事以上に現場の実態はひどいものだ。
内外問わず。
一部の仕事をしている人の家庭が有利だったりする。


でもさ、活動は仕事じゃないんだよ。



私の友人は子どもを預けたくても預けられず、家計の苦労している。
私はこの友人のために、自分のために、
必死に苦労して子育てしているママのために
政治に参加しているんだよ。