まだまだ私たちは地球を大切にしていない。

もったいない

もったいない


亡き祖母は「モノには念が宿る」「まだ使える」が口癖だった。
割り箸も洗って何度も使っていた。

日本人が、一年間に使い捨てている割り箸は、約250億膳。96%が中国からの輸入です。
割り箸に使われる木材の量は120平方メートルの一戸建て、
一万7000戸に相当します。

中国で木を伐採するだけじゃない。
日本に運ぶためにまた燃料が使われ、資源を消費し、空気も汚す。

レストランや家庭では、毎日たくさんの食べ物が捨てられています。
コンビニエンス・ストアでも、一日に3〜4回、販売期限が迫ったお弁当や食料品を
廃棄しています。
一軒のお店が一日に13キログラムの食品廃棄物をだすとすれば、全国で一日520トン。
・・・・・・世界では1日に1万7000人もの人々が飢餓のために命を失っています。

最近になって廃棄食品が家畜の飼料に再利用されるって聞いたけど・・・
結局その家畜が売れ残って、食べ残されて、廃棄されたら、意味がない。

放置された1台の自転車を回収し、処分するまでに、1万円以上の税金が使われています。
これを「もったいない」と思い、憤る心が、物を大切にしたり、最後まで使い切る行動に
つながるのです。

税金の無駄使いをするな〜って政治家に対してよく言うけれど、
私たちも、資源を、モノを結構、無駄使いしているんだ。

高校受験の日、お母さんがせっかく作ってくれたお弁当を、電車の網棚に忘れました。
こういう時の「もったいない」はお弁当というものを失った無念さよりも、
お母さんの真心を置き忘れてしまった「申し訳なさ」なのです。

「心」を大切にできるひとは、モノも大事にする。
そして、家族だけではなく、友人だけではなく、地球も大切にできるひとになりたい。
そのためには、
家庭から。
女性から。
小さなことから。
明日は歩こう。