また訒穎超さんは、亡くなる三年前、後継の青年たちに、こう訴えた。
「これまで為したことに対して、傲慢になったり、いい気になったりしてはいけない!」
重大な発言である。
「困難を前にして、臆病になったり、萎縮してはいけない!理想と志と気力のある、
『強靭で不屈の人材』へと自分自身を鍛えていきなさい!」
後継の青年部諸君も、よくよくこの言葉をかみしめていただきたい。(1998年10月22日第27回本部幹部会)


先生に対して、創価学会に対して私はまだまだ何もできていない。本当に・・・


ふと思ったのは、やっぱり、何かに対して、「してあげた」という恩着せがましい気持ちが残っているうちは、何事も成就しないような。
人って、いやらしいトコもあって、やってあげたことは、覚えてたりする。
してもらった事は、忘れがち。


高校の時、夏休みを利用して、特別老人ホームに泊まりでお世話の体験をしたことがある。
部屋の掃除をしに行くと、いつも一人の老婦人にひどい態度をされた。
(・・・掃除してやってるのに!・・・)
そう思った瞬間、ハッとした。
介護の仕事をしたいと思っていたけれど、一番大事で、学ばなくてはいけないのは
ここなんだって気づかせてもらった、本当はすばらしいおばあちゃんだった。


私の中にある傲慢さ。一生、戦わなくちゃ。
生きてる限り。