決断力 (角川oneテーマ21)

決断力 (角川oneテーマ21)




以前、私は、才能は一瞬のきらめきだとっていた。しかし、今は、十年とか、二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だとっている。直でどういう手が浮かぶとか、ある手をぱっと切り捨てることができるとか、確かに個人の能力に差はある。しかし、そういうことより、継続できる情熱を持てる人のほうが、長い目で見る伸びるのだ。

一つのことに打ち込んで続けるには、好きだということが根幹だが、そういう努力をしている人の側にいると、自然にいい影響が受けられるだろう。さらに、ペースを落としてでも続けることだ。無理やり詰め込んだり、「絶対にやらなきゃ」というのではなく、一回、一回の集中力や速度、費やす時間などを落としても、毎日、少しずつ続けることが大切だ。無理をしてやめてしまうくらいなら、「牛歩の歩み」にギアチェンジしたほうがいいとっている。
「天才とは、1パーセントの閃きと99パーセントの努力である」
というエジソンの言葉はどの世界にも共通する真理をついた言葉である。

私、将棋は全くわからない。
でも、この本、すいすい読めた。
この本に出会えてよかった。


この間、NHKの「プロフェッショナル」という番組で紹介されていた靴職人の
山口千尋さんも「継続は才能である」って言ってた。
ほんと、腐らず歩み続けた人ってかっこいい。


プロフェッショナル 山口千尋さん↓
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070904/index.html